エルヴィス

エルヴィス(字幕版)

 

 

監督 バズ・ラーマン

キャスト

オースティン・バトラー…エルヴィス・プレスリー

トム・ハンクス…トム・パーカー大佐

オリヴィア・デヨング…プリシラ

 

 

エルヴィスと聞けば安岡力也を思い浮かべる。

エルヴィスといえばもみあげ。

演じたバトラーは目鼻立ちや骨格からしてトラボルタ顔。

 

って、関係ないことから書いてしまいました。

年代的にエルヴィスのことをよく知らないまま鑑賞。

曲は歌い継がれてるので数曲は知る程度。

 

伝記ものですが、エルヴィスの人となりそのものの話でなく

パーカー大佐の語り部

大佐がエルヴィスと関わってから成してきたことに

比重を置いてたと思います。

大佐とエルヴィス、二人の関係性を見ていると

どうしても大佐が悪に映るので

配役は良い人イメージのトムハンクスで正解だった。

ちょっと思ってた話と違う中身でしたが。

 

エルヴィスの数々のヒット曲は

ルーツが黒人音楽だとは知らなかった!

ここだけはとても勉強になりました。

てっきり白人のロックンロールとして

裏で仕切ってるプロデューサーがいて

アイドルのように踊らされてるのかと思ってたので。

BBキングと仲良かったんだね。ビックリ。

 

脚の動き、くね男としてのセクシーさ。

あの足プルプル小刻みポーズで

思わず声を上げて興奮しちゃう女性達。

に比べ、男性たちの温度差が面白い。

エルヴィスと同じ年代に生きてたら

もしかすると私もキャーキャー言ってたかもしんない。

 

時代が変動するときや切り開かれる時って

必ずと言っていいほど政治の弾圧が入るのね。

このエルヴィスにしても

「白人が黒人の歌を歌うなんて…」という蔑んだ言い方や

ビートルズが旋風起こした時もそう。

でも彼らはそれぐらい影響力を持った人たちだったわけよね。

 

もっとエルヴィスそのものに焦点を当ててくれたら

彼の偉大さや苦悩がよりわかったかもしれません。

残念ながら大佐のショービジネスのほうに

スポットがあたってしまってたので

今一つ気持ちが入り込めずにいたわ。

 

ところどころでバトラー君が

エルヴィスに似てる箇所もあったので

よく研究して演じたんだなと思いました。

 

キングになった頃のエルヴィスのワンシーンが

一瞬ジョニー大倉に見えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルヴィス(字幕版)