ミッドナイト・エクスプレス

 

ミッドナイト・エクスプレス AE [DVD]

 

 

監督 アラン・パーカー

キャスト

ブラッド・ディヴィス…ビリー

ランディ・クエイド…ジミー

ジョン・ハート…マックス

 

 

電車物アクションかと思ってたら刑務所物でした。

なんでもこのタイトル、「脱獄」という隠語らしい。

ただ脱獄を計画して云々…のくだりはそこまで多くなく

主人公の絶望さや、ムショ内で耐えてる姿、

弁護士や面会人に吐露してる姿のほうが印象的でした。

で、実話らしい。

 

かなり脚色されてるようだけど

その部分はスルーして、映画としての感想を。

まあもちろん最初に旅行先で

大量にㇵシシを持ち帰ろうとして捕まってしまったのだから

自業自得と言えばそれまでなんだが。

ムショ所長が憎たらしく描かれてましたね。

 

その所長さんとこの息子2人がブクブク太ってましたね。

所長自身も体格がいいんで

いいもん食ってんだろーなーのイメージです。

 

イメージと言えば

70年代のトルコの刑務所。

房が実に不衛生さを感じました。

汚れ切ってるベッドシーツや枕など。

ただ、完全に牢屋で柵や厳重な扉で過ごしてはいない。

全体の造りが石を積んで囲っている刑務所のようだし、

猫も出入りしてたし。

食堂?休憩室?のような広々とした場所へも

移動可能のようなので自由度が多いような。

 

それに大人も子供もあまり年齢制限がないのか

入り混じっての外での休憩時間。

確かにそこの刑務所からは出られないけど

ひとつの房に6~7人も詰め込まれてるわけじゃなし

着ている服も私服のような格好でもあるし

シャワーも看守いなさそうだし

トルコの刑務所ってそんなとこなんか~?

と思ってしまいましたね。

ちょっとだけ厳しめの寮みたいなね。

 

4年の投獄を我慢し続けて

あと1か月半ぐらいで出られる!

と思ってたら30年に刑が伸びた。

これはさすがに絶望だ。

国によって刑の重さが違うだろうが

終身刑と同じくらい長い。

抜け殻になるのも無理はない。

が、恋人スーザンとの面会では

理解不能な行動をとった。

私には経験がないので、この行動はわからんわ。

 

よその国では合法な大麻もあるらしいが

浮かれて別の国で間違ってそんなことしてしまったら

ましてや密輸なんぞしようものなら

死刑に値するような大変な目に遭ってしまうっていうことを

見せつけられた映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッドナイト・エクスプレス (字幕版)