ワム!

 

 

ネトフリで全世界同時配信された

ワム!の長編ドキュメンタリー。

なぜ今?と思ったが

デビューしてから40年が経ったらしい。

んーと、誰かが金儲けのための配信なのか?

とっとと既に解散してるのに。

 

それにジョージマイケルはもういない。

彼がこの世にいないというだけで

私にはダメージだってのに

わざわざ昔の映像を見せて、思い出を振り返らせ

泣かせるつもりのか?

 

泣きはしませんでしたが

かなりモヤモヤが残りました。

だってね、ワムですから。

ワム時代でこの映像は終わってますから。

 

それに構成がぐっちゃぐちゃで

時間が行ったり来たりしている。

おざなりな編集。

いら立ってくる。

で、ワムの商業的なことや、活動だけでいいのに

わざわざワム時代とは関係ないゲイのことについてまで

触れてくる。

プライベート、性的志向なことは取り上げなくていいだろう。

これは絶対、制作したやつがお金欲しさに

そういう下世話なネタまで入れたってやつだね。

 

ワムの曲はほぼ知っているし

ソロになってからジョージマイケルのCDもすべて購入してた。

彼の歌声に惚れてました。

さっきも書いたがゲイであろうと

変な奇行で事件になったことも過去にありましたが

彼の歌に関して興味がなくなることは一切なかった。

今でも彼のファンです。

なんて太くて短い人生だったのだろう。

もう私の方が年上になっちゃったよ。

 

動物園に勤めてた時、

クリスマス時期になるとペンギン舎の前では

いつも「ラストクリスマス」が他の曲と共に流れてました。

彼の訃報を知った時にも

その1年後も、そのまた1年後も流れてた。

泣きながら朝、仕事してたことを思い出します。

まさに12月25日死去で、ラストクリスマスでした。

12月25日は私の父の誕生日でもありました。

その父ももういない。

12月25日は悲しい気持ちになる日です。

 

全然アンドリューを話題にしないでごめんよ。

あんまり興味ないんだよ。

ジョージ君しか見てこなかったんだよ。

 

昔「裸のジョージ・マイケル」という

ぶ厚い本を購入しました。

和訳が下手なのか、まんま訳されてたのか

とても読みにくかったのですが

彼のことを少しでも知りたくて読みふけってました。

表面的なことを映像にしてるこの配信より

もっと彼のことをえぐった内容になってます。

もう一度読み返してみようか、なんて思ってます。

 

たぶんワム40周年なぞ、ジョージマイケルは

どうでもよかろうと思ってるに違いありません。

どうぞ何も気にすることなく

安らかに眠ってください。

今夜は彼の歌声に包まれて眠ることにします。