監督 レニー・アブラハムソン
キャスト
マイケル・ファスベンダー…フランク
ドーナル・グリーソン…ジョン
マギー・ギレンホール…クララ
音楽もの。
被り物を四六時中かぶっているフランク。
食事も寝る時もお風呂もずっとかぶったまま。
と、ここだけを切り取って見ると異様だが
伝えたいことの本質はそこではない映画。
フランクはバンドを組んでおり、そのリーダー。
ライブをしにジョンの住む町に来たのだが
バンドの一人が搬送され、急きょその場にいたジョンが
代打でキーボードで出演を引き受けることに。
ここからジョンはバンドに加わり一緒に合宿をすることになる…。
ってとこが序章。
自分で書いておかないと忘れそうな感じするのであらすじ書いたわ。
これは…私の好みの音楽ではなさげなので
惹きつけられなかった。
前衛的なサウンドというのですかね。
しいてあげればルーリードが所属していた
ヴェルヴェットアンダーグラウンドっぽい曲調？
まあルーリードがソロになっても
好んでは聴いてこなかったからな。
けどなぜだかCD持ってた。
映画ではそれ系ジャンルのバンドですが
じゃあ一つの曲を最後まで演奏してたか、歌ったか
というと、途中で演奏やめたり、中断が入ったりと
とおしで曲が流れることもなかった。
とりあえず、フランクの被り物が奇抜という
視覚での印象が強いばかりで。
自分の好きな音楽を追求して曲という形にする。
アーティストっちゃあアーティストなんですよ。
売れるとか、知名度広くとかそんなのは二の次。
だから
ジョンが加わりTwitterやYouTubeで何十万視聴されてても
芸術性高い彼らには全然関係ないのでしょう。
映画の中では
ジョンが作曲した万人受けしそうなサウンドも
彼らにしたら「クソみたいな音楽」にしか聴こえない。
勝手にかき乱して、バンドが崩壊していくサマを描いてます。
フランクの感性に惹かれたジョンですが
バンド色には合わなかったのでしょう。
誰かの感想で天才と凡庸の違いが云々、とありました。
フランクが天才なのかはわかりませんが
時代や好みのジャンルでヒットするものが違うので
一概にジョンが凡庸と言い切るのもどうかとも思います。
まあ、バンドをめちゃくちゃにした
愚かな男ジョンということで。
このでかい被り物のしたフランク。
実際にいたんですね。
フランク・サイドボトムで検索すると映像も出てきました。
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