監督 ジョーダン・ピール
キャスト
ダニエル・カルーヤ…クリス
アリソン・ウィリアムズ…ローズ
キャサリン・キーナー…ローズの母
見たのこれで3回目だな。
もぉ~女性メイドさんの笑顔が最高の演技力で。
このドアップシーンだけで(笑顔涙)
異様さが満点よ。
監督曰く、笑いと恐怖には共通点があるみたいです。
うん、なんとなくわかる。
そして怒りと笑いにも共通点があると私は思うんだ。
恐怖も怒りも沸点に達すると笑ってしまうのよね。
なんだろう、脳が制御不能になるのかね?
実際に死ぬほどの恐怖は味わったことはないけれど
ホラー映画を観る時はどこかで笑いを期待している自分がいます。
まあ、この映画はホラーのくくりではないですが。
でもこの映画で
暗闇の中からヌッと現れた人が
突如としてこっちに向かって猛突進してくる。
そして不意に方向変換して走り去っていく。
ここは驚きと笑いの二面が存在していてイカしてます。
もう一点イカしてるところが
地面に沈んでいくテレビのような光景。
これは素晴らしい技法!
沈んでいくイメージを映像でこんな風にとらえるなんて
思いもしないわ。
日本では決して作れない映画だし、
これ言っちゃったらちょい語弊かもしれんけど
黒人監督が敢えて黒人を蔑む富裕層バカ白人たちを撮ってるんで
シニカルだなあと思いました。
白人監督が監督だったら反対に叩かれてたかもしれないね。
何年か後にまた見たくなる作品です。