監督 小中和哉
キャスト
夏帆…藤咲未歩
佐野和真…宮田時次郎
秋本奈緒美…藤咲妙子
TBSなんとかでテレビから映画になったのか…
じゃあたいしたことないかな、と予想してたら
意外や意外でワクワクするラブファンタジーでした。
この夏帆ちゃんと佐野君の初々しさがたまらん!
佐野君、明治の小説家志望の青年役って大正解!
イマドキすぎる顔立ちじゃないからピッタリでした。
携帯電話だけ明治時代にタイムリープ。
そんなに現代の未歩ちゃんと話してると
もう充電がなくなっちゃうよ~と気が気じゃなく見てたし。
でも、今ってスマホが主流だけど
携帯電話の時って結構バッテリー長く保ってたよね。
スマホはすぐに消耗するから。
もちろんいろんな粗は目立つんですよ。
そんな、明治の人がどうやって携帯を使いこなせるのとか
かかってきたのはともかく、よく自分からかけられたなとか
松本楼で一人で喋ってる彼を見て、みな不思議がらないとか
なんで池で溺れてるのが偶然にもあの子供なんよ、とか(後にわかる)
まあ色々とあるんですがファンタジーですから。
そこは目をつぶってでも、それ以上に脚本が良すぎた。
時代を越えて同じ場所で昼間のデート。
もうワクワクするしかありません。
未歩ちゃんのデートプランもちゃんと下調べしたんだろうね。
選択した場所も良かったです。
時次郎の手鏡購入も気が利きすぎて唸っちゃいますがな。
うん、今改めて頭の中で整理してみたけれど
やっぱりシナリオが巧いです。
時空のつなげ方は最近ではよく見るパターンですが
またぎ方や締めくくり方など
見てる側に興味を飽きさせない手法です。
私オバサンだけど、私より年上の人が見ても楽しめるかも。
難を言えば、タイトルが良くない。
テレビからこの話だけ映画にしたからしかたないんですが
タイトルでスルーする可能性があるかも、です。
見ることが出来て良かったです。