監督 ケヴィン・ルイス
キャスト
ニコラス・ケイジ…一晩だけの管理人
エミリー・トスタ…リブ
ベス・グラント…保安官
とても満足感&達成感がMAXの映画でした。
予備知識ひとつもなく、この映画を選んだ自分をほめてあげたい。
教訓として、
ちゃんと休憩はとった方がいい、ということ。
どこがコメディなんだろうと疑念を持ってた最初。
ええ、完全なるコメディでした。
このツボに一度はまったら笑いしか出てこなくなる。
まさかの一言もしゃべらない男ケイジ。
イカシテマス。
休憩時間にドリンク飲んだ時の小さな「プハァ~」と
闘ってる時にチカラが入るのでその時の唸り声しか発さん。
時間になったらキッチリ休憩をとる。
命がヤバそうでも手を休めて休憩に入る。
ドリンク&ピンボールでノリノリに自分を高め、
時間になったらまた仕事を再開する。
仕事はここ、ワンダーランド遊園地の清掃。
どれだけ広いかわからぬが、掃除の手際は見事なモノ。
トイレの便器もピッカピカ。
見習いたくなるスピード感。
私じゃ一日で仕上げられないよ。
おっと、イタチのイラストTシャツが作業着。
バトル(清掃の一環?)が終わるたびに油まみれになるので
真顔でササッと着替えに入る。
ステキです。
しかし彼はなんでこうも強いんだろう。
それに休憩時間をきっちり守り、
頭を切り替えピンボールに夢中になるメリハリ大事男。
施設も見違えるほどどんどんキレイになっていく
お掃除職人男。
無駄口叩かず、言われたとおりにやることやる男。
もお、最強じゃあないですかケイジさん!
制作にもかかわってんだよね、ケイジさん。
スタッフ陣と笑いながら目を輝かせながら
生き生きと工程を考えてそうな姿が浮かんできそうです。
見てるこっちがこんなに楽しいんだから
作ってる彼らはもっと楽しんでるはず。
もしかすると
今年一番シュールで面白い映画かもしれない。
ちょっと最近の映画って傑作ないじゃん、と
ときめくこともなく、
観ること自体に飽きがきてたのに
また盛り上がってきました。
どんな役やってもケイジ映画は外さんなー。
私、今、とても幸せな気持ちになってます。