クライ・マッチョ

クライ・マッチョ(字幕版)

 

 

監督 クリント・イーストウッド

キャスト

クリント・イーストウッド…マイク・マイロ

エドゥアルド・ミネット…ラフォ

ナタリア・トラヴェン…マルタ

 

 

牧場主のハワードから

「オレの息子がメキシコにいるから、どうにかして連れてきてほしい」

と平たく言えばこんな感じで頼まれて

半ば合意はあるものの

言い方変えれば誘拐みたいな感じで国境に向かう

爺さんと少年と雄鶏のロードムービー

 

イーストウッドがやれどうだ、とかヨボヨボだとか

うんちゃら批判はあるものの

いいんですよ、これで。

ホントにほのぼのと、ゆる~く見れました。

 

だってさ、もう彼は90超えてんですよ?

それなのに監督をやりーの、主役もやりーの

かっちょつけたカウボーイの役なんですよ。

みんな90にもなってこんな仕事できますか?

できないでしょ。

もう好きなようにやらせてあげていいのですよ。

 

確かに歩き方も颯爽ではありません。

昔のイーストウッドの面影ありません。

ましてこの映画では

立ち寄ったレストランのオーナー、マルタと

恋までしちゃってます。

男はいつまでもカッコよさとロマンを求めます。

こういう生き方、嫌いじゃないです。

 

Wiki見たんだけどこれって、70年代の小説が元で

シュワちゃんが最初に主役候補に挙がってたらしい。

が、州知事になったりその後のスキャンダルで流れたみたい。

 

シュワちゃんより前にイーストウッドにも話が持ち掛けられ、

当時は「まだ自分は若いから」と辞退。

で、今の今になってイーストウッドに。

小説の主人公が何歳の設定だか知らんが

もうすでに「若い」を通り越してしまいましたね。

でもやるぞ、という意気込みはすごいよね。

 

マルタさん役の女優さんが

これまたいい味を出してました。

なんか、カッコよかったなあ。

それと「マッチョ」はやっぱりニワトリさんでしたね。

彼の活躍はすごかった!

マイロとラフォはご飯食べれてたのに

ニワトリマッチョはエサもらえてたんだろうか。

気になるところがそこでした。

 

話としてはね

ひとつ前の「運び屋」のほうが数倍面白かったんですが

この年齢で演じてたイーストウッド

温かい目で見ることが出来たので、これも良しなのです。

 

 

 

 

 

クライ・マッチョ(字幕版)