監督 瀬々敬久
キャスト
二宮和也…山本幡男
北川景子…山本モジミ
松坂桃李…松田研三
素晴らしい映画！
伝記、実話映画。
瀬々監督の気合も、
熱量溢れる役者陣も素晴らしすぎる。
こういう映画がなくならないでほしい。
10年後20年後、どこまで受け継がれていくか。
後世の監督がどこまで引き継いでくれるか。
いろんな戦争映画が日本で作られていく中で
彼らにとって戦争はまだ続いてたんだ。
私ねー、戦争映画を観ると
自分のぬるくて浅い考えが恥ずかしくなるんだよね。
日本では今は戦争は起きておらず
幸せにあぐらをかいてる状態。
毎日の小さな愚痴や、ちっぽけな悩みなんて
ハナクソ程度の問題であって
彼らからしたら比べ物にならない次元低いこと。
人間としての権利が剥奪されてたんだよ。
自分がホント恥ずかしい。
希望、生きる希望。
何が起こっても、それでも生き抜く。
その先には希望があるから。
どれだけ重い言葉なんだろう。
私の考えてる希望よりはるかに深みのある「希望」。
先が見えない絶望のどん底にいる中で
周りの人にも希望を持たせる山本ってどんだけ…。
シベリアでこのようなことがあったことすら
知らなかったし、
映画をとおして知るきっかけにもなった。
だからこそ戦争映画はなくならないでほしい。
生きることさえ苦しい時代に
精いっぱい希望を捨てずに
身近な人に愛と感謝を与えて
力強く生き抜いたあの頃の人たちに
少しでも近づけるような人間でありたい。
う…文章がクサくなりすぎた。
まーたニノが戦争映画に出演してるよ、
と思いながら見始めたことも反省。
事務所つながりか？の中島健人の演技力も
なかなかにして脱帽。
そして北川景子の涙に涙するとは！
大きく心動かされた映画でした。
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