バッド・ジーニアス 危険な天才たち

 

 

監督 ナタウット・ブーンピリヤ

キャスト

チュティモン・ジョンジャルーンスックジン…リン

チャーノン・サンティナトーンクン…バンク

ティーラドン・スパパンピンヨー…パット

 

いつ見ようかと、ずっと気になっていた映画です。

タイ映画。

出演者の皆さんの名前が…聞きなれなさすぎる。

スパパンピンヨーって。

 

カンニング作戦をいかにどう実行するかという話ですが、

これがまたかなりハラハラのドキドキもんで。

スピード感もあるし、トリックも面白いし、

そのカンニングの案も「おおっ!」と驚かしてくれるし

スタイリッシュすぎる。

タイ、見直したぜ!

 

実際に中国でおこった不正事件が題材らしいんですが

それをここまで鋭くスパッと映画にするとは!

そして究極のエンターテインメントな映画ですわ!

 

タイの国のことは全然知らないんですが

お国制度もあるんでしょかね。

名門校には親がお金持ちの生徒多し。しかし成績は皆普通。

主人公リンはかなり頭脳明晰な奨学生。

 

最初は消しゴムに答えを書いて相手に渡すという

かわいい?カンニング方式だったのに、

そのうち自分もカンニングさせてほしい、

お金払うから仲間にさせてって増えていく。

 

確かにリンの家はお金持ちまではいかなくても

父親は教師でそこそこな生活なんだろうに

そんなにお金に執着したんだろう?

貧しいとまでは言わないのに金に目が眩みすぎたのか?

父親もリンに愛情注いでるのがわかるってのに。

 

金持ち生徒の浅ましさや

リンが言う「私には金が入るし、みんなは点を得るので

何がマイナス要素かわからない」と

堂々と言ってのける。

面白い。

なんのための勉強なのか。

その後のことまで考えない学生の浅はかさ。

でも行動力と実践力には驚いちゃうわ。

 

タイ人は日本人に外見が似てる。

リン役の子は蒼井優に見えたし、

バンクは三浦貴大に見えた。

リン父は木梨憲武にも見えた。

特徴があって覚えやすかった。

 

バンクは白いままでいてほしかったのに

堕ちてしまったな。

それもこれもリンが招いたことなのに

全てを告白しますで、罪が消えたと思うなよ。

 

 

 

 

 

 

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(字幕版)

最高の人生のつくり方

 

 

監督 ロブ・ライナー

キャスト

マイケル・ダグラス…オーレン・リトル

ダイアン・キートン…リア

スターリング・ジェリンズ…サラ

 

 

ロブライナー監督の「最高の~」の三部作目。

なんちゃって日本が勝手に「最高の~」って邦題つけてるだけ。

ですが「最高の人生の見つけ方」とジャケットはほぼ一緒(笑)

 

このジャンルの監督作品は

決してハズレはないですねえ。

ホントに笑顔で見ることができます。

あったかい気持ちになってラストを見終える

素敵な映画でした。

 

ダグラスとキートン

熟年のお二人で、役柄上ラブシーンもあります。

なのに汚くない(笑)

あ、少々語弊があるのかな。

 

ハグとかフレンチ・キスとか向こうの挨拶のラブでなく

男女絡みのキス以降のシーンは

熟年だと想像できないというか、

余計なお世話的なことまで考えてしまうし、

色ぼけしちゃあいけないよって。

 

恋愛、人を好きになるのに年齢はもちろん関係ないんですが

いざSEX面のことを考えたら

まだその年齢(たぶん映画では65歳前後の設定?)まで達していない私には

果たして出来るのかどうか未知なことでして…。

 

そのガチガチな偏見な考えを払しょくさせてくれた映画です。

もちろんこれは

ダグラスとキートンだから成せたんでしょう。

 

おお…ラブシーンだけの話題で文が長すぎた。

 

とにかく主役2人がオシャレすぎます。

特に私という女から見て、

自分がリアの年齢に達した時にあのオシャレは

絶対に出来そうにもありません。

憧れのまなざしでキートンを見てしまいました。

それに彼女、リアは歌手という設定ですが

どしてどうしてあんなに歌がうまいんでしょう?

 


Diane Keaton - The Shadow Of Your Smile - And So It Goes

 

歌ってる動画がこれなんですが、

聴き惚れてしまいました。

 

孫娘のサラちゃんもとにかく可愛い。

監督もしっかりちょこちょこと出ていて面白い(笑)

 

良きアメリカっぽい街並み、アパート、

音楽、ファッション。

すべてが美しかったです。

 

一瞬だけ!

ダグラスが森喜朗に見えたときがありましたが

気にしないことにします。

 

 

 

最高の人生のつくり方(字幕版)

放鳥!おうち大好きハトヤマさん

まだ声は低くなく、ピィッ!の高い声ですが、

しっかり飛べるので放鳥時期がやってきました。

 

その前に…

ハトヤマが落ち着く場所がエアコンの上となってしまい、

朝な夕なにエアコンの上に乗って寝てしまうんで

非常に困ってます。

 

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ペットシーツを敷いておかないと

💩するんでエアコンが壊れてしまう!

エアコンだけじゃなく、

いろんなところにペットシーツを広げてるんで

なかなか家の中がシーツだらけで見栄え悪い。

 

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死んだふりも得意です。

なんちゃって。

ハトってこうやって持つと、じっとするの。

そのまま上から掴んでもバタバタするだけ。

ひっくり返して持つとじっとするんです。

 

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もういっぱしのハトです。

そのへんの野良鳩と比べると全然小さいんですが

鼻もまだ完全に出来上がってませんが、鳩です。

 

 

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さあ、外にお行き!

広い空に向かって大きく羽ばたいておいで!

 

と、ハトヤマは自ら翼を広げて飛んでいきました。

面倒見が良さそうなマダム(勝手に名付けた野良鳩)の後を追い

しっかり飛んでます。

やっと役目が終わったわ。

やれやれ…と思ったのもつかの間、

ものの10分で帰ってきてしまいました。

 

それからさっさとエアコンの上にのぼり

3時間も爆睡してました。

 

んー、困った。

 

翌日も放鳥。

午前中でギブアップしたのか、また戻ってきた。

そして午後から延々と寝るハトヤマ。

なんかよく寝るんです。

体調悪くもなさそうだし、ご飯も食べてるのに

睡眠時間が多すぎるハトヤマ。

やっぱ神経質なのか、メンタル弱いのか。

 

他のハトといると、ずっと震えてる。

縄張りがあるのか、突かれて、いじめられて

ピィィィィと言いながら家の中に入ってきてしまう。

 

ハトヤマ、あなたは鳥なのだから

健康な飛べる鳥なのだから

おうちに閉じこもってちゃいけないのだよ。

これからは外で遊んで食べて寝るんだよ。

 

帰巣本能があるのは知ってますが

歴代の保護鳩はここまですぐに戻ってこなかった。

あれだけ手厚く育てたのに

今じゃ人嫌いだし、よそよそしい。

まあそれでよいんだけど。

 

今日も小学1年生の初登校のように

「はい、お外に行っておいで」

と、お兄、お姉鳩の集団の中に無理矢理送り出したさ。

震えながら外に出かけて行った。

 

人間や動物も個性があり、性格も違うから

焦らず繰り返してます。

そのうち外の生活の方が楽しくなって

帰ってこなくなることを願って。

 

ハトヤマ頑張れ!!

 

 

 

女は二度決断する

 

 

監督 ファティ・アキン

キャスト

ダイアン・クルーガー…カティヤ

デニス・モシット―…ダニーロ

ヌーマン・アジャル…ヌーリ

 

 

こういう映画だとは知らずに

サスペンスアクションものかと思ったのに。

 

タイトルの意味は見ればわかる。

非情に重く、そして「そう来たか」のラスト。

そこまで私は思いつかなかったわ。

 

だけどね

女性、母親が見たらカティヤのとった行動は

理解できるかもしれない。

 

ネオナチに子供と夫が爆弾で殺され、

裁判するも奴らは無罪にされ、

友人に子供が生まれ、

生理がとまったのに再び始まり、

「ママおいでよ」と海で息子が呼んでる動画を見、

それでも、

それでも、

例え上告してカティヤが勝訴しても

カティヤの魂は救われない。

 

奴らヘイトは対話で通じる相手ではない。

根深すぎるこの問題。

脱退するネオナチもいるようだけど

少なからず、この爆弾野郎夫婦は離脱なんて考えちゃいない。

反対に休暇で海辺に来てのびのびしてる。

でも、監督はこういう奴らも変われると言う。

 

もしかすると変われるのかもしれない。

いつかは。

いつかっていつだ?

被害に遭った家族はそれまで生きる希望を見いだせず、

絶望の淵を延々とさまよって生きていかなければならないのか?

 

カティヤのとった行動は

よくやったとまでは言わないですが、

それも選択肢の中ではアリかも。

 

爆弾野郎夫婦にしては因果応報。

カティヤにしたら絶望と怒りを浄化させる手段。

とわかっていても、やっぱりつらいな。

 

ダイアンクルーガー、見事な演技でした。

 

 

 

 

 

 

女は二度決断する(字幕版)

ヘイトフル・エイト

 

 

監督 クエンティン・タランティーノ

キャスト

サミュエル・L・ジャクソン…マーキス

カート・ラッセルジョン・ルース

ジェニファー・ジェイソン・リー…ドメルグ

 

 

おっしゃ!タランティーノだ。

今回こそ面白い映画かな。

出てくる人たちも豪華だしな。

しかし長時間っぽいから大丈夫かな。

 

そんな思いで見始めました。

ものの15分もしないうちに眠気が。

馬車の中で意味なさそうな長い長い会話劇。

いや、最初っからかなりの長回しのシーンだったはず。

 

ああ~もう見るの止めちゃおうかなア。

これが続くようじゃホントに寝落ちしてしまうわ…

の、ようやくミニーの服飾店に馬車が到着した。

 

つまらないのはここまで。

ここから一気に面白くなります!

最初の延々雪山で馬車のシーンだけ我慢すれば

目がギラギラしてきます。

 

密室推理劇です。

でも会話はポンポンと続きっぱなしです。

みんな、嘘つきなのですよ。

 

でもって、タランティーノ監督ですから

人が死に始めます。

真面目に撮影してるのかよくわかんないですが、

毒入りコーヒーを飲んだ2人の

「うぇーーーーーっ」って血の吐き方が

これでもか!というほど飛び散ります。

ギャグに近いような吐き方です。

 

銃で頭をバンッ!では

イカ割で見事どまんなか的中みたいな

吹っ飛び方します。

こういうの苦手な方は見ちゃいけません。

ぐじゃぐじゃです。

 

第1章から始まり、最終章(6章)までありますが

さっきも言ったように最初はつまらん。

4章目に入るまで長いんですが、そこから展開するんで

タラちゃん流の独特な流れが好きなら見る価値あり?かな。

タラを好きじゃないならブーイングするかもしれない。

 

実際はワイオミング州の雪山じゃなくて

別の地での撮影だったようですが

それでも冬の寒い地域でのロケみたいです。

 

誰にも共感できないですが

馬車の馬の目をジーっと見てたら

「いつまで走らなきゃいけないんだろう。

寒すぎだよ…足ガクガクだよ」

って馬の呟きが聞こえてきそうでした。

 

 

 

 

ヘイトフル・エイト(字幕版)

ダーク・センス

 

 

監督 マグナス・ウェイク

キャスト

シェイン・オメーラ…サイモン

ジム・スタージョン…スティー

 

 

イギリス映画。

イギリスなだけに派手さはなく、大きな盛り上がりも皆無。

が、途中で見るのをやめることもできないような

「このあと、どうなるの?どうするの?」感もあり

結局最後まで見続けてしまう。

 

特殊能力サイキックが使えるサイモン。

ランダムに未来が予知として襲ってくるんで

次に何が起きるかわからない。

自分の死も断片的にしか予知できない。

 

サイモンが子供のころ、その能力が開花されたようで

当時、殺人現場を見てしまったサイモン。

その犯人がまた他の誰かを殺そうとしてる。

殺害方法や殺される側の痛みが同調されるらしく、

時として痛みと共に痣が突然できたり、血がドビューって出る。

でも数分経つと体の異変は跡形もなく消える。

 

あと用心棒?運転手として雇った元軍人。

なぜ彼を選んだか。

それも能力を使って彼の過去を見たらしい。

 

物を動かす力もあるみたいだし、

(でもこれはまだ途中段階っぽい)

曲げることのできない物を

曲がったように相手に見せかける技も持ってるみたいだし

なんだか色々な能力使えそうなんですが。

そこで疑問が。

 

ティーブの過去も能力でお見通し出来るのなら

犯人の過去やってきたこともわかるだろうに。

頭に手をかざして

ティーブを眠らす技も使えるのなら

犯人にもそれはできないのか?

ピザ屋が実は犯人だっていうのに気づくのは

普通に朝飯前だと思うのだが

そこはつっこんではいけないシーンなのか?

字幕では[マラキ]と犯人の声として出ていましたけど。

 

最後の犯人との戦いでは

思いっきり能力が開花されたようで

これでサイモンもアベンジャーズの仲間入りかと。

あ、アベンジャーズに入るにはまだまだか。

その前にサイモンとスティーブの2人を

いいコンビとして認定しなくちゃいけませんね。

 

 

 

 

 

ダーク・センス (Dark Sense)

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

 

 

監督 フィリップ・ラショー

キャスト

フィリップ・ラショー…冴羽リョウ

エロディ・フォンタン…カオリ

ジュリアン・アルッティ…スキッピ―

 

 

シティーハンターのフランス版。

これは実写化にして大成功!

ここまで忠実にしてくれるなんて

微塵も思ってなかった。

ジャッキーチェンの時のとは大違い。

これ、もしかしてBlu-ray買ってもいいかと思う出来。

 

ホンットに期待してなかったのに

まさかのいい意味での裏切り。

監督&リョウ役のラショーさんは制作撮影に至るまで

かなりの年月かけたようですが(予算も著作権も含め)

満点に近い作品を仕上げてくれました。

 

 

エンディングにGET WILDもVERY GOOD(笑)

音楽はホントにセンス良く、JETのAre You Gonna~が

流れてきた時のシーンなんてもう心臓が小躍りしてました。

 

声優陣も神谷さんがリョウじゃないんだ?と

始めは思いましたが

別の役でしっかり演じてますし、

山ちゃんのリョウ役でも全然違和感なし。

カオリ役も伊倉さんでないんですが、

別の役で登場。

スキッピ―妻で変な声(笑)

 

出演されたフランス俳優さんたちも

特にカオリ役の人なんてまさにちょうどいい!

よくよく見ると、ボーイッシュなのに

ピッタリTシャツ着ればそれなりに胸がある。

 

ストーリーも変わらずの下品さがおかしくってたまらない。

でも、リョウとラショーさんの雰囲気が同じなので

下品なのにいやらしく感じないとこがいい。

スキッピ―役の人もギリギリで顔をしかめない程度の

お下品演技をしてくれてるからその点は大丈夫。

パンチョも汚すぎず、いいチームの一員になってる。

 

最初の方で、海坊主と戦ってる時

ゲーム主人公視点のような画にしてるのが今っぽかった。

あとパンチョがハムスターをあたためようと…

あれだけはやめてくれぃ。

 

けなすとこがないぐらい

おおいに笑わせてもらいました。

なんだか監督のシティーハンター愛をひしひし感じるわー。

 

しかも遠く離れたフランス人が演じて

違和感がないってどうなのよ?

日本人には冴羽遼役が出来る人がいなさそうだね。

ジャッキーチェンはジャッキーチェンから脱してなかったし。

 

最後に

モッコリーさん、超カワイソーだった(笑)

 

人にお勧めできる映画。

もう一回見ようっと。

 

 

 

 

 

 

 

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 豪華版 [Blu-ray]